昭和21年伴林次郎が現在の場所に中山本店から暖簾分けした和菓子店松月堂を創業。
２代目伴世一は和菓子職人として新宿中村屋の相馬愛蔵氏に認められ新宿中村屋の製造工場となり、ピーク時は従業員が100人を超える大所帯となりました。

しかしオイルショックで受注が激減し工場は縮小、閉鎖に追い込まれてしまいました。
そんな時、妻の勧めもあり世界のお菓子事情を勉強する目的でヨーロッパ各国のお菓子店やお菓子工場などを見て回り、刺激を受け和菓子から洋菓子に業態の転換を決意しました。

帰国後　ヨーロッパで見て食べて美味しかった洋菓子を独自で勉強をして、生菓子から焼き菓子、チョコレート、アイスクリームなどの製造を始め昭和４７年に苗字の伴とヨーロッパで見たお城（カッセル）を合わせて［バンカッセル］と商号を変え、
店舗も洋菓子店らしく改装をして現在に至り、小岩ではお子様から高齢層のお客様まで広範囲に親しまれる店舗となりました。

現在、３代目の竹村幸子（旧姓伴幸子）は父伴世一が作り上げた味を継承しながらも２年間ヨーロッパで修行をした技術に加え、
スタッフ全員が女性の優しく細やかな感覚を生かした味やサービスをお客様にご提供しています。